妄想クリスマスパーティー
ゆかり「ハッピーメリークリスマース♪」
…………メリークリスマース………
ゆかり「あれっ?どうしたんですか、元気ないですよ?」
かなこ「仕方ありませんわ。また負けたみたいですから」
ゆかり「お馬さんですか………」
かなこ「お馬さんですわ」
………なんで、先行勢総崩れ状態なんだー!!
ゆかり「まあまあ、すぎたことは忘れて、せっかくのクリスマスパーティーなんですよ。楽しまなくっちゃ♪はい、CGCさん、ケーキでも食べてください」
むがが……こらっ、無理やり口に詰め込むな!!って、このケーキおいしいな。
ゆかり「えへへ~、私の手作りなんですよ~☆」
へ~、これまた意外というかなんというか……誰にでもとりえの一つはあるものだ。
ゆかり「なんか嫌な言い方ですけど、まあいいです。それじゃあ、本日のメインイベント、プレゼント交換会です~!!」
お~、展開早いな~。
ゆかり「それじゃあ、みんなが持ってきたプレゼントをシャッフルしちゃいます。はいっ!!」
ほいっ!!
ゆかり「さ~て、みんなのところにはどんなプレゼントがいったかな~?」
かなこ「わたくしのは………あらっ、マフラーですわ」
ゆかり「あっ、それは私が持ってきたやつだよ。頑張って編んだんだよ」
かなこ「へ~、なかなかお上手ですわね。ありがたく頂きますわ」
じゃあ、次は俺のは…………なんだ、これは。ダンボールいっぱいの枝豆?
かなこ「ああ、それはつばめのですわ。おうちでとれた自慢の枝豆だそうですわ。ねっ、つばめ」
つばめ「……………」(コクン)
ゆかり「いわゆる、茶まめってやつだね。おいしよね~、それ」
確かにおいしいけど…時期的にずれまくっている気も……でも、ありがとうね、つばめちゃん。
ゆかり「じゃあ、次はつばめちゃんのプレゼントは何になったのかな~?」
つばめ「………………」(ガサゴソ)
ん、チケット?
かなこ「それはわたくしが持ってきたプレゼントですわ。わたくしと一緒に行く、大晦日京都除夜の鐘ツアーの招待チケットですわ」
へ~。
ゆかり「へ~」
かなこ「良かったですわね、つばめ。これで今年も一緒に年越しを楽しめますわ♪」
つばめ「……………」(嬉しそうに、でも一見わかないくらいに微笑む)
ん~、これまた微妙っぽいけど、つばめちゃんが喜んでいるなら良しとするか。
ゆかり「それじゃあ、最後は私で~す♪え~と、なにこれ、これもチケット?」
あっ、それは俺がもってきたやつだ。
ゆかり「なになに、ブログ優先出演券?なんですか、これ?」
よくぞ聞いてくれた。なんと、そのチケットを使うともれなく、このブログにメインとして出演できるのだ(1回のみ)。
ゆかり「ふ~ん、じゃあ、いらな~い」(ポイッ)
ああっ、お前なに捨ててるんだ!!
ゆかり「だって~、私、もともとメインだし。はぁ~、私だけプレゼントが外れだなんてガッカリだよ~」
うぬぬ……あいかわらず生意気な……
ピンポーン♪
ん、誰だ?はいは~い、今あけま~す。
ガチャ
???「こんちわ~す」
うわっ、ヤンキーが殴りこみにきた!!
ゆかり「CGCさん、どなただったんですか~?」
ゆかりちゃん、くるな。部屋に隠れてろ。
ゆかり「あっ、いずみちゃんだ~。も~、おそいよ~」
えっ?
いずみ「わりぃわりぃ。ちょっと道に迷っちまってさ~」
あの…ゆかりちゃん…。お知りあい?
ゆかり「も~、何言ってるですか。私の友達のいずみちゃんですよ~」
いずみ「ども、柿崎泉(かきざき いずみ)です」
でも…金髪にピアス、そしてスケバン刑事に出てきそうな服装……
ゆかり「格好いいですよね☆」
あっ、いいんだ。
ゆかり「それにいずみちゃんは格好いいだけじゃなくて、すごく強いんですよ~」
へ~、そうなんだ。
いずみ「いや~、それほどでも」
ゆかり「もう範馬勇次郎もビックリの強さです~」
じゃあ、熊とか虎とかとも戦ったりするの?
いずみ「いや~、ふたご峠の赤カブトは強かった~………って、なんでやねん!!」
グハッ!!(いずみのツッコミで、CGCふっとび壁に激突)
ゆかり「わーっ、CGCさん、大丈夫ですかー!!」
いずみ「あっちゃ~、ちょっと強くやりすぎたかな?」
クリスマスの夜の破壊神登場。
今年もラブラブな展開は一切なしのCGCなのでした。